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気ままに一筆


田んぼの中をのぞいてみると、いろいろいました。


無と書きました。


なんも
うかばん
なんも
みえん
でも
なんか
あるはず
ただ
いまは
みえんだけ


今日は雨がやんだ日です
三日降っていたのに
ずっと窓の中から見ていただけだった
雨の中で遊びたかったなぁ
やんでしまうと恋しくなる
わがままな気分


大切に思えるなんて言っていますが
ついつい
うつらうつら

サクラを見ると 
固く細く小さな蕾

ふと
全ての事がどうでもよくなる時がある

そういう時
サクラを想う

蕾になる為に
花を咲かせる為に
実をつける為に
葉が枯れ落ちる為に

常に何かの為に
一秒だって絶える事なく生きている

そんな事を想うと
全ての事が大切に思えるのです


ゴミ箱がぱんぱかぱんです
ぎゅうぎゅう圧力をかけられたゴミと組立て式のゴミ箱は
悲鳴を上げ崩壊寸前

ゴミ箱からゴミを押しだすと
地層のよう
それは押し固められた過去でした

随分古い地層のゴミにも記憶がある
あの時のあのゴミ
失われた過去がよみがえる

自分の中にも
過去は地層のように積み重なっていくのかな

積み重なった地層は人それぞれ
その地層を通って生まれる水は
きっと人によって味が違うんだろうな

私の水はどんな水だろう
せめて飲み水だといいな


まだあった
なくならないように
また
少しずつ
ためていこう
きらきら
光に向かえば
迷わず
進める


蒸し暑さで くせ毛の髪が もじゃもじゃです


独楽をまわす
みんなもまわる
地球がまわる